WITS AVRライター
活動を開始したものづくりサークルWITSですが、なにはともあれライターが無くては話にならないということで、まず最初にAVRライターの製作を行いました。
AVRライターとは、マイコンと呼ばれる手軽にプログラミングができる部品に命令を書き込める、マシーンを作る為のマシーンです。
とはいえ、メンバー分の基板をせっせと作ると手間暇がかかりすぎてしまうので、今回は伝家の宝刀、プリント基板を利用します。プリント基板とは、パソコン上で回路を設計し、基板に機械で自動的に配線をプリントする基板のことです。いちいちハンダを使って配線する必要が無いので大量生産したい場合や、初心者の練習には頼もしい味方です。
さっそくプリント基板の設計ソフト「Eagle」を使って回路を描き描き。
回路とプラットフォームはびんずめ堂さんのHIDaspを参考にさせて頂きました。
さて回路が出来上がったら発注です。今回は中国のFusion PCBという企業を利用しました。50*50mmが10枚で$ 20以下(輸送費含む)という驚きの安さです。ただ、到着には一か月かかりました。完成したのがこちらです。
一枚の基板に2つの回路を組み込んだケチケチ設計です。2つに割って仲良く使用します。
一つ一つ部品をはんだ付けしていきます。
ついでにレーザー加工機で枠も作成…
AVRライターの完成!
USBの取り付け穴が小さかったり配線間違えてたりしますが、きっと来年は問題を修正してver.2を後輩が作ってくれる…ハズ
制作履歴
11/20 設計開始
11/25 設計終了、FusionPCBに発注
12/28 到着
問題点と原因/対処
・USBの取り付け穴が小さすぎて入らない。
[原因]データシートや実物で寸法を確認せずに開けた [対策]USBの取り付け部を切断し、穴をハンダで無理やり接合した。
・書き込み先への電源供給用の配線を誤った。結果として5V給電できるハズがLEDを挟んで3Vに。
[原因]チェック不足 [対策]大容量の電流が必要な場合はUSB給電をOFFにして外部給電